ラガーフェルド×シュタイフは
限定2500体、1体1000ユーロ
MARGARETE STEIFF GmbH /
KARL LAGERFELD © 2008
ラガーフェルド氏がデザイナーを務めているシャネルは、もちろん「1938年生まれ」を主張。しかし、同氏が子ども時代を過ごしたシュレスヴィヒ=ホルシュタイン州バート・ブラムシュテットの旧友という人物がメディアに登場し「1938年生まれ」を否定したことから、同氏の年齢をめぐる憶測合戦が白熱してきた。
そしてこの度、「フランクフルター・アルゲマイネ」紙が再度この旧友にインタビューを試み、「1933年生まれの75歳」と発表。旧友の話からほかにも、「戦後にもかかわらず一人スーツを着ていた」「アウトサイダーではなかった」「平凡を毛嫌いするような子でもなかった」「踊りは全然ダメで、パートナーの足を踏んでばかりいた」という、今のラガーフェルド氏からは想像もできないような過去が暴露されたという。
そして本人の反応は……と言えば、ラガーフェルド氏は現在、自伝を執筆中。本当の年齢は自伝の中で明らかにされるのではというメディアの期待にも、「さあ、どうかな」と余裕しゃくしゃく。「自伝が出るまでお楽しみに」というセールストークまで披露しているから、真相を暴くのはそう簡単にはいかなさそうだ。
さて、そんなラガーフェルド氏が新たに取り組んだプロジェクトが、テディベアのデザイン。名門シュタイフ社とのコラボレーションで、「ラガーフェルド・ベア」が誕生した。モデルはもちろん「自分」。「自分と鏡に映った自分にしか興味がない」ときっぱり言い放つラガーフェルト氏。この「自分好き」が、5歳もサバを読める若さの秘訣に違いない。
netzeitung.de“<<FAZ>> macht Lagerfeld fünf Jahre älter”
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