モダン・トーキングといえば、80年代のユーロビート・ブームに乗って、ドイツ出身では稀にみる世界的なブレイクを果たしたダンス・ポ ップ・デュオ。「愛はロマネスク」「ブラザー・ルイ」などのヒット曲で、ヨーロッパではかつてのワム!と覇を競っていたといえば、知らない 人も想像がつくところ。この時代に財産と名声を築き上げたボーレンは、その後もドイツの音楽・芸能界に君臨し、現在も若者のミュージ ック・オーディション番組「ドイツのスーパースターを探せ!」のカリスマ審査員としてお茶の間サービスに精を出している。
そんなスターに付きものなのが、やっぱり女性歴。初婚で3人の子供をもうけたボーレンは、ミス・ドイツに選ばれて人気女優となったベローナ・ポーツ(旧姓フェルトブッシュ)と電 撃結婚&離婚、これと前後してトップ・モデル、ナデルと12年に渡る交際を続けるもエステファニアに出会って同棲へ、とめくるめく私生活をエンジョイしてきた。いずれも南米・アフリカ 系のエキゾチック美女ばかりでうらやましい限りだが、結局は破局に至るはかなさと、その後に暴露本で女達をこき下ろす始末で、ボーレンの「男度」は上がっているとは決していえない。
元ビートルズのポール・マッカートニーが離婚したヘザー・ミルズに支払う莫大な慰謝料が話題になっているが、ボーレンとエステファニアは結婚していない。その上、子供も1 歳で高額の教育費を求める理由にならず、エステファニアの慰謝料は月額750ユーロ(約11万円)が限界とも言われている。ボーレンよ、ここはひとつ男らしさを見せてほしいと ころだが、いかがなものか。
8月27日付「Welt am Sonntag」紙 “Bohlen sucht neuen Superstar”ほか
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