雑誌「イージー・リビング」のインタビューに応じたカーンは「恵まれ過ぎた生活に罪悪感を感じているか、ですって? 答えはイエスよ」と語っている。
英国生まれのカーンは億万長者、故サー・ジェームズ・ゴールドスミスの元愛人で3度目の妻との間に誕生した。95年にはパキスタンの名クリケット選手で国民的英雄のイムラン・カーン(54)と知り合い、イスラム教に改宗後、97年に結婚。息子2人をもうけたものの、04年に離婚し、英国に生活の場を戻した直後から、グラントとの交際が始まった。
彼女が慈善活動について意識するようになったのは、結婚していた当時、深刻な貧困に悩むパキスタンで暮らした経験から。北部のぺシャーワルにあるアフガニスタン人の難民キャンプを訪れた彼女は、ゴミ用のポリ袋から作られた仮設住宅に数千人が住んでいる様子を目の当たりにした。その時の様子を「とてもショックだったわ。人生が変わるような体験でした」と語る。その後、人前で話すことが大の苦手であるにもかかわらず、UNICEF親善大使として活動することに同意した。
最近は、グラントに「現地体験」をさせるため、彼を連れてナイロビへひとっ飛び。「恵まれない人達のことを思いやれる人になって欲しくて、ほとんど引きずるような形で彼を連れて行ったわ。自分の目で見ないことには、分からないことだから」と話す。お陰でグラントは、カーンがぺシャーワルで体験したのと同じように深刻な窮乏状態を視察することができたという。
このままいけば、英国を代表するハンサム俳優がアフリカの子供とツーショット、という写真を見る日も近い?
9月5日付「Evening Standard」紙 "My feelings of guilt over privileged life by Jemima"
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