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Wed, 22 January 2020

The Mummy Returns / ハムナプトラ2 - 黄金のピラミッド

映画の舞台裏を捜査する!特捜シネマ刑事
第49回

The Mummy Returns(2001 / 米)
ハムナプトラ2 / 黄金のピラミッド

エジプトのカイロ博物館に勤務するエブリンは夢に導かれ、古代戦士スコーピオン・キングにちなんだアヌビスの腕輪を発見する。しかし腕輪を狙う者に襲われたため、夫のリックとともにロンドンの自宅へ腕輪を持ち帰るが……。

今週のロケ地

監督 Stephen Sommers
出演 Brendan Fraser, Rachel Weisz, John Hannahほか
ロケ地 Tower Bridge
アクセス 地下鉄Tower Hill駅から徒歩

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  • 久しぶりにハリウッド大作の捜査が入りました。デカ長が好きそうな、古代エジプト絡みのスリル満点冒険ファンタジー、「ハムナプトラ」シリーズ第2弾ですよ。
  • あ〜、アレねー。
  • おっとー、これまた久しぶりに、まるでやる気のない反応ですね。
  • うーん、なんだかのう。シリーズ1作目を初めて観たのは随分前だが、ハリウッド映画にありがちなご都合主義的な感じと、金はかかってるのに薄っぺらい感じが鼻についてしまい、シラケちまってな。インディ・ジョーンズの足下にも及ばない作品だなという感想だったのだ。
  • 相変わらず斬るときはメッタ斬りですね。ちなみにこちら、1932年のホラー映画「ミイラ再生」のリメイクだってご存知でしたか? オリジナル版は1922年にツタンカーメンの墓が発掘されたことを受けて製作されています。というのも当時、偶然にも発掘関係者が次々亡くなったため、ファラオの呪いではないかという噂が広まったんですね。そういった一連の騒動から着想を得て完成した作品だったというわけです。
  • むしろその実話に釘付けだ。せめてオリジナル作品を観てみたいな。でもまあ、個人的にこの2作目は1作目より楽しめたような気がするわい。ありえない展開と、主役夫妻の目に余るラブラブぶりにも慣れて、微笑ましく観られるようになったぞ。
  • ある意味、情が移りましたね(笑)。でも、迫力とテンポの良さはなかなかのものじゃないでしょうか。コメディー・タッチの演出も主役の2人に合っていて僕は好きですね。臨場感あふれるCG効果のせいか、遊園地にいるような感覚に襲われますが。
  • ところでロケ地に関してですが、意外なシーンが英国で撮影されていて興味深いですよ。例えば前半の、広大な砂の採掘場の場面——気持ち悪い虫が地中から溢れ出てくる場面ですが、こちらはエジプトという設定ながら、実はベッドフォードシャー州のHeath and Reachという村にある「Bryant's Lane Quarry」で撮影されています。一見、これが英国なんて思えませんよね。
  • ちなみにそのすぐ後、ロンドンを一望する夜景のイメージ・ショットですが、これはかの有名な、ジョージ・ルーカス設立の特殊効果制作会社ILMが100% CGによって製作した画像なんだそうです。ロンドンの名所が画面にぎっしり入ってますけど、よく見るとこれ、位置関係がめちゃくちゃです。セント・ポール大聖堂からタワー・ブリッジ、ビッグ・ベンまでがあの距離感で画面に収まっちゃってるんですから(笑)。
  • 視聴者及びロンドン住民を完全にナメきってるよなー。英国人は絶対にこういうこと、やりそうにないだけにな。
  • まあ、監督もそのあたり分かっているようで、それでもあえて「奇麗だしロンドンのイメージがよく伝わってるんだからいいじゃないか」という考えのようです。
  • 一方、ロンドン・バスで市内を暴走しながら戦う場面、終点のタワー・ブリッジの場面は実際に現場で行われたそうですよ。許可を取って時間限定で小刻みに撮影したそうですが、早朝、道路を封鎖したため深刻な渋滞が起こり、大問題になったそうです。
  • なんちゅう人騒がせな。
  • はい、製作側も、許可をくれたロンドン市は渋滞のことなんか計算してなかったに違いない、ここで映画の撮影が許可されることは二度とないだろうと言ってますね。

デカ長、物申す
この映画ってオリジナル同様に1933年の出来事という設定なんだけど、舞台が現代にしか見えないぞ。とまあ、今回はケチつけるばっかりになってしまったが、なんでもありのエンターテインメント大作としては十分楽しめる作品だと思うよ。しかもこの映画、さらに続編があって、舞台が中国に移っちゃうんだよね。どうせなら、そのまま世界の古代王朝をあちこち旅してもらいたいもんだね。

 
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