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Sun, 24 November 2024
バスカー土門の人生相談

土門秀明(どもんひであき)
山形県酒田市出身。バブルガム・ブラザーズのギタリストとして活躍後、渡英。2003年、日本人初のロンドン地下鉄演奏許可証(バスキング・ライセンス) を取得。著書に「地下鉄のギタリストBusking in London」(水曜社)がある。入魂のソロアルバム「From the Underground」 、ライブアルバム「Live in Tube」 も絶賛発売中。2012年5月より「地下鉄のギタリスト 第2章 激闘編」として未発表日記、爆笑ボツネタブログを開設!www.domon.co.uk

La Campanella by Franz Liszt

Dear ドモンさん
はじめまして。私はかれこれ在英4年になるのですが、いまだなかなか英語がうまく使えません。それでも英国の大学院を卒業し、現在英国で仕事しているのは、ラッキーとしか言いようがないです。30代を過ぎての渡英だったため、英語の覚えが悪いのは年齢のせいかとも思います。ドモンさんは確か10年近く在英していると察しますが、かなり向上されてますか。

回答

だから私ほとんど英語話しませんて(汗)。

私、ほとんど毎日、地下鉄と家の往復だけなんで、普段は英語を全然しゃべりませんよ。バスキングでも交代時に「Good luck!」とか言うくらいです。それと、こんなお悩み、以前も相談されたような気がしますけどね……。誰かバックナンバー調べてくださいよ。あ、このコラム全部ウェブでバックナンバー読めますからね。自分で言うのもなんですが、今読み返しても結構面白いです。

で、なんでしたっけ?「英語が上手く使えません」ですか。こんなときは伝家の宝刀、マハトマ・ガンジーの格言を持ち出しましょう(またかよ)。「明日死ぬと思って生きなさい、永遠に生きると思って学びなさい」とのことです。音楽でもそうですが、ジャズとかブルースとか、たった一つのジャンルでさえも、極めようと思ったら大変な時間と労力がかかります。恐らく一生かけても極めるのは難しいでしょう。英国の大学院を卒業したあなたの場合、ある程度の英語力はついていると推測されます。それ以上を望むのであれば、在英3、4年じゃチャンチャラ無理です。一生勉強してください。

そんなあなたに
La Campanella
by Franz Liszt

19世紀の音楽家リストが最初にピアノ曲に編曲したものは難し過ぎるため、現在の譜面はやや簡単にしてあるらしい。それでも超難曲のため「悪魔の指」を持った人しか演奏できないと言われてます。私もギターでの挑戦を試みましたが、譜面見た瞬間に降参しました(恥)。上を見たら切りがないので、あまり考え過ぎずにのんびり学んでくれい!



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