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Mon, 25 November 2024
バスカー土門の人生相談

土門秀明(どもんひであき)
山形県酒田市出身。バブルガム・ブラザーズのギタリストとして活躍後、渡英。2003年、日本人初のロンドン地下鉄演奏許可証(バスキング・ライセンス) を取得。著書に「地下鉄のギタリストBusking in London」(水曜社)がある。入魂のソロアルバム「From the Underground」 、ライブアルバム「Live in Tube」 も絶賛発売中。2012年5月より「地下鉄のギタリスト 第2章 激闘編」として未発表日記、爆笑ボツネタブログを開設!www.domon.co.uk

喝采 by ちあきなおみ

Dear ドモンさん
20代女性、ピアノ奏者です。今年ロンドンにやってきたのですが、だいぶ生活にも慣れてきたので、年末に演奏会をやりたいと思っております。それでいろいろとリサーチしているのですが、英国で演奏会をやる場合に、なにか気を付けることなどありますでしょうか? ドモンさんはいろいろな場所で演奏されてると思いますし、アドバイス頂けたらと思います。

回答

私ほとんど地下鉄でしか演奏してませんて。

地下鉄はいいですよー、宣伝したりチケット売ったりしなくていいし、体調悪かったら休んでいいし、仕切りが悪くてムカつくこともないし、それに確実に日銭が入りますからねー。まあ、こんな呑気な演奏活動ではミュージシャン失格かもしれませんけど……。いいんですっ、バスカーですから(現実逃避か?)。

なので、たいしたアドバイスはできませんが、私の過去の経験から言わしてもらえれば、日本と比べると、いろんな意味でショボいです。ホールと言ってもボロくて演奏中に床がミシミシしたり、ギター・アンプ使うってクチを酸っぱくして言ってあったのに、ステージに電源がなくて蚊の泣くような音でやらされたり……。あるときなんかイスが事務用のキャスター付きしかなくて、演奏中に踏ん張ったらバックして行きましたよっ!(お客さん大爆笑)。相談者の方はクラシック系でしょうし、会場側も要領を得ていると思うので、私みたいな情けない目に遇うことはまずないと思いますが、何が起こるか分かりませんから心してかかってくださいね。

そんなあなたに
喝采
by ちあきなおみ

いやー、とうとう出ましたね、昭和を代表する名曲が! 夫との死別をきっかけに一切の芸能活動を休止、その後引退宣言もないまま、彼女は現在まで公の場に全く姿を現していない。この曲でも歌われているように、幕が開いたら何があってもショーを続けなければなりません。トラブルがあってもそれがライブ、頑張って大喝采を浴びてくれい!



土門さんセレクションの音楽を収録した
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