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Sat, 23 November 2024
バスカー土門の人生相談

土門秀明(どもんひであき)
山形県酒田市出身。バブルガム・ブラザーズのギタリストとして活躍後、渡英。2003年、日本人初のロンドン地下鉄演奏許可証(バスキング・ライセンス) を取得。著書に「地下鉄のギタリストBusking in London」(水曜社)がある。入魂のソロアルバム「From the Underground」 、ライブアルバム「Live in Tube」 も絶賛発売中。2012年5月より「地下鉄のギタリスト 第2章 激闘編」として未発表日記、爆笑ボツネタブログを開設!www.domon.co.uk

Merry Christmas Mr.Lawrence by Ryuichi Sakamoto

Dear ドモンさん
初めて来英した15年前と変わらず、英国での日本の認識はまだ「東の果ての国」で、侍、芸者、寿司の域を出ていません。なぜ変わらないのでしょう?
また、再来英したいま気になるのは、性、暴力が前面に出ている日本のDVDや漫画が図書館で借りられ、ますます変なAsian Extremeのイメージが助長されている気がするのです。もちろん宮崎駿の漫画も受け入れられていますが、圧倒的に多いのは前者ではないでしょうか?

回答

「侍、芸者、寿司」 素晴らしいじゃ~あ~りませんか!

桃太郎侍はかっこいいし、芸者は綺麗だし、寿司はおいしいし、最高じゃないですか! (あー寿司食いてーよ) ちなみに英国っていったら何思い浮かびます? 「フットボール、ビートルズ、フィッシュ&チップス」。こんなもんでしょう(俺ボキャブラリー少な過ぎ?)。「侍、芸者、寿司」と大差ないと思うんですがねぇ……。

「性、暴力が前面に出ている日本のDVDや漫画」が若者に人気なのは、たしかに言えるかもしれません。でも、僕らも若いころ興味あったじゃないですか、エッチな本とか戦隊ものとか。売れれば何でもアリという姿勢は僕も好きではありませんが、実際日本がその漫画の通りだとマジで思っている英国人はまずいないでしょう(ジョークでは言われるかも)。それと村上春樹や宮崎駿だって世界的な認知度では負けていませんよ。えてして暴力的な表現やインパクトのあるものって「圧倒的に多い」と思われがちなんですよ。どちらにしても、批判ばかりではラチがあかないので、僕らが日本の素晴らしいイメージを広めていきましょう!

そんなあなたに
Merry Christmas Mr.Lawrence
by Ryuichi Sakamoto

バスキングでよくこの曲を演奏してますが、思った以上に英国人の反応が良く、けっこうチップが入ります。映画での認知度も高いのでしょうが「世界のサカモト」のメロディーは、人種、国境を超えて人々の心にスーッと入っていってるなって感じます。日本の音楽も頑張ってるぞ!

 

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