(ロンドン 12月28日時事)英紙「デーリー・テレグラフ」(電子版)は27日、英政府がトランプ次期米大統領を国賓として英国に招待することを検討していると報じた。実現すればトランプ政権期目の2019年6月以来、2度目となる。外国の元首が英政府から国賓待遇の招待を2度受けるのは異例。によると、英首相官邸と外務省が王室の協力を得た上で、2025年1月のトランプ氏の就任後に招待する準備を進めている。ただ、チャールズ国王の公務の日程上、実現するとしても26年以降になる。
中道左派の労働党を率いるスターマー首相は、政治信条の異なるトランプ氏との関係構築に苦心しているとされる。テレグラフ紙は招待について、トランプ氏の王室への強い関心を外交的に利用しようとするスターマー政権の「戦略」だと指摘した。
政府筋は同紙に「トランプ氏は英王室が大好きだ。彼は前回の国賓訪問時の写真アルバムを作った。またやりたいと思っていないわけがない」と語った。
Fri, 03 January 2025