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Tue, 22 October 2019

英国発ニュース

英紙が東日本大震災を経験したイギリス人女性の体験を紹介―当時必要だったのは「距離」ではなく「抱きしめる行為」だったと述懐

3月8日付の「タイムズ」紙は、同11日に東日本大震災の発生から5年を迎えることを受けて、同震災を経験した英国人女性の体験を綴った記事を掲載した。

 同紙は、イングランド北部ヨークシャーに生まれ、のちに日本の東北地方へと移り住んだアリソン・コービーさんに取材。記事の中では、寒い冬と起伏に富んだ風景に囲まれ、漁業や農業が盛んな東北地方を「日本にあるヨークシャーのような地域」と表現している。

 農家に嫁いだアリソンさんは「世界で最も難しい言語」である日本語を習得。3人の娘に恵まれた。福島第一原子力発電所事故の発生地である福島県の大熊町に位置する小学校の教師として勤務していたという。現地の人々に溶け込んで暮らしていたが、震災の発生をきっかけとして、除染作業のために被災地へ毎日出掛ける夫と、放射能汚染が深刻な地域から離れて新しい未来を築くべきと考えるアリソンさんの間での見解の相違が顕在化。夫婦はやがて離婚したという。

 アリソンさんは、当時の家族はアリソンさんに対して一定の距離を取ってくれたと振り返っている。一方で当時のアリソンさんに必要だったのは、距離ではなく、英国人家族ならばきっとあったはずの抱きしめる行為といったようなものだったとも述懐。それまでは日本社会に同化していると考えていたが、震災後は心理的な性質の部分で日本人との違いがあると感じるようになったという。
 
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