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Thu, 21 August 2025

英国ゆるニュース

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「パンツ丸出しで地下鉄に乗車」珍スタントが今年で10周年

上半身はスーツやセーターを着ているのに、下半身はなぜかパンツ一丁! 目のやり場に困るおかしな格好でロンドンの地下鉄に乗り込む集団スタント「ノー・トラウザーズ・オン・ザ・チューブ・ライド」が、なんだかんだで今年で10周年を迎える。今年は1月13日に開催されるが、既に70名近い人々が参加を表明しているようだ。「イブニング・スタンダード」紙が報じた。

 このスタントは、フェイスブックのイベント・ページを介して集まった参加者が数グループに分かれて地下鉄に乗り、ほかの乗客を楽しませることを目的にしたもの。2002年に米ニューヨークで始まり、今や東京、エルサレム、モスクワなど60を越える地域で開催されている。

 イベント当日は、ナショナル・ギャラリーを出発後、地下鉄でロンドン内をぐるぐる回り、その後トラファルガー広場近くのパブに再び集合して打ち上げパーティーを行う。主催団体は、見た人が楽しめることを願う一方で、間違っても逮捕だけは勘弁してほしい、とフェイスブックに書き込みをした。
 

2019年はどんな年になる? 占い師がアスパラガスで大予想

アスパラガスを空中に向かって投げ、地面にどう落ちたかで運勢を読む英西部バースの占い師、ジェマイマ・パッキントンさん。一風変わった占術だが、過去に英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)や、昨年の米朝首脳会談を的中させた実績がある。そんなパッキントンさんが2019年に起こる出来事を予言した。「メトロ」紙が伝えた。

 今年起こりうる10の出来事は以下の通り。

①ブレグジットに対する恐れは、根拠がないものであることが分かる

②米中貿易戦争は終結するが、米国の景気後退は世界各国に影響を及ぼしていく

③新しいテクノロジーが生まれる

④サッカーのイングランド女子チームがフランスで開催されるワールド・カップ(W杯)で優勝する

⑤昨年終了したリアリティー番組「ビッグ・ブラザー」シリーズが今年も放映される

⑥異常な気温が当たり前になる

⑦レディー・ガガ主演の米映画「アリー/ スター誕生」がアカデミー賞を受賞する

⑧英国の有名企業が倒産

⑨クリケットとラグビーのイングランド・チームが良い成績を収める

⑩アスパラガスの売れ行きが好調
 

メイ首相のそっくりさん、ATMから金を盗む

先月、ロンドン近郊のハートフォードシャーのATMから現金を盗んでいる女性が防犯カメラに映り、地元の警察は、写真を公開して近隣住民から情報を募った。一見よくある窃盗事件にみえるが、これを見た一般人がこの女性を「メイ首相に似ているかも」とコメントしたことで、多くの人に知られることになった。「ミラー」紙が伝えた。

 どうやら、少しうつむき加減の女性の「メイ首相に似たヘア・スタイルに鋭い鼻」がメイ首相を連想させたようで、これを見た人々は「メイ首相のことはよく知らないけど、これはマジで似てる」「(金を盗む姿を見て)ブレグジット後の英国がこれだ」など、驚きやジョークをネットでコメントした。
 

パブを訪れたチャールズ皇太子、笑みが止まらない!

チャールズ皇太子(70)は、イングランド中西部のグロスターシャーにあるヒルズリー村を公務で訪れた。地元のパブ訪問での1杯のギネスが「本当に最高だった」そうだ。「メトロ」紙が伝えた。

 お酒がからむ公務の際はいつも満面の笑みを浮かべており、その様子を頻繁にカメラに収められているチャールズ皇太子。今回も例にもれず、笑顔でギネスを楽しむ姿が多く報道された。訪問先は通常のパブではなく、チャールズ皇太子が以前語った「過疎地にあるパブは、地域を繁栄させる起爆剤になり得るのではないか」というアイデアにインスパイアされ誕生した団体「ザ・パブ・イズ・ザ・ハブ」の手掛けたパブの訪問だった。このパブの目的は、異業種間の交流や地元ブリュワリーの活性化など、新たなサービスや人々の流れを生むこと。チャールズ皇太子は実際どのようにパブが機能しているか、その成果を見に訪れた。

 チャールズ皇太子は、団体の最高責任者ジョン・ロンデンさんに案内されて、カウンターの中へ回り、ローカル・エールを自ら注いで、香りを楽しみ、ちびちびと飲みながら「素晴らしいビール」とコメント。そのほか、ダーツに挑戦したりと大いに楽しんだようだ。

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 Picture by: Aaron Chown/PA Wire/PA Images

 

 

 

 

シャーロット王女はバレエがお好き

現在ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスで上演中のバレエ「くるみ割り人形」。キャサリン妃(36)とシャーロット王女(3)は、12月3日の初演の前に行われたリハーサルを鑑賞した。大のバレエ・ファンだという2人は、公務としてではなく、プライベートで訪れたそう。「サン」紙が伝えた。

 キャサリン妃は去年も同作品を鑑賞しており、今年はシャーロット王女を連れての母娘での鑑賞だった。シャーロット王女はダンスが大好きで、今回のバレエ鑑賞はシャーロット王女にとって、クリスマスにぴったりのお出かけになった。

 一緒には行けなかったが、実はジョージ王子(5)もバレエ・ファン。現在は習い事としてバレエのレッスンを毎週受けているそうだ。
 

コンタクトレス付きのタンブラーがコスタより発売

カフェでコーヒーを購入するとき、お財布がすぐ見つからず支払いに慌てた経験がある人も多いはず。そんな人へ英カフェ・チェーンのコスタ・コーヒーから朗報が届いた。コスタはPINコードの入力なしで買い物ができるコンタクトレス決済機能が付いたタンブラー「ザ・クレバー・カップ」の発売を開始。タンブラーの底面を決済端末機にかざすだけで支払いができるので、煩わしさとはもうおさらばだ。「メトロ」紙が伝えた。

 タンブラーは、コンタクトレス機能付きのシリコン部分を底面に嵌め込む着脱式のものなので、通常のマグ同じように丸洗いでき、衛生面になんら問題はない。コンタクトレス機能はbPayというバークレイカードのテクノロジーが応用されており、万が一地下鉄や公共の場にタンブラーを置き忘れても、遠隔で支払いをロックすることができる優れものだ。価格は14.99ポンドで、店頭で購入可能。
 

リヴァプール発、ついに犬用のノンアル・ビールが誕生

犬用のビール「Subwoofer IPA」が、人気のクラフト・ビール、ブリュードッグから発売された。このビールはアルコールが入っていないので、愛犬がへべれけになることはないものの、今後はペットとちょっと一杯、ができるようになる。「メトロ」紙が伝えた。

 犬用に開発されたビールは、アルコール・フリー、ホップ・フリー、炭酸もなしで、人間用のビールと同じ麦汁を使用。また、ビタミンBや整腸作用があるプロバイオティクス(善玉菌)など、身体に優しい成分を含んでおり、安心して飲ませられる。もともとリヴァプールのキッチン・スタッフが開発したもので、試しにそのビールを地元の犬たちに提供してみたところ、愛犬家から熱烈な支持を受けたという。

 ビールは国内にあるブリュードッグ直営のパブ39店舗で提供されるほか、オンラインでも購入可能。価格は2.50ポンド。
 

ウエスト・エンドのバスカーは自由にパフォーマンスできなくなるかも?

宙に浮くヨーダ、音響設備を使った演奏など、ロンドン中心部で観光客を楽しませる大道芸人、通称バスカーたちは、近い将来、カウンシルからのライセンス取得が義務付けられてしまうかもしれない。「イブニング・スタンダード」紙が伝えた。

 多くのバスカーたちがパフォーマンスをするオックスフォード・ストリート、トラファルガー広場、そしてレスター・スクエアは、ウェストミンスター・カウンシルの管理下にあるが、近年の著しいバスカーの増加も手伝い、当局は騒音や治安に関するクレームを年間2000件ほど受けている。しかし現行ルールでは、バスカーたちに直接的なアクションを起こせないため、今月から始まるであろう審議会で承認が得られたら、1年間試験的にライセンス取得義務付けを導入するそうだ。

 バスカーたちはこの事態を受けて、「表現の自由が無くなる」「ライセンス取得以外で何か解決策を探して欲しい」と、悲嘆に暮れている。
 

新50ポンド札に載る人物がノミネート

2020年以降に流通する新50ポンドにふさわしい顔として、「偉大な英国の科学者」から選ぶことが決定している。イングランド銀行は、11月初頭から一般公募でアイデアを募っているが、現時点で17万4112通の応募があり、そこから更に絞った候補者のリストが同銀行より発表された。BBCが伝えた。

 リストは600人以上の男性と、200名ほどの女性の候補者が挙げられている。知名度の高いところでいえば、電話を発明したアレクサンダー・グレアム・ベル、宇宙物理学者のスティーブン・ホーキング博士、ペニシリンを発見したアレクサンダー・フレミング博士、コレラの原因を特定したジョン・スノーなどが名を連ねており、ブックメーカーのウィリアム・ヒルは、現時点でホーキング博士が最有力との見方を示している。

 12月14日まで引き続き募集されているため、まだまだ候補者が出てくる可能性は高いようだ。
 

今年のセーターは、デービッド・アッテンボロー柄で攻めてみよう

12月を前に、配色や柄のド派手なセーターを販売するショップが増えた。このセーターは、「クリスマス・ジャンパー・デー」と呼ばれる日に仲間と着用して、1日を楽しむためのものだ。今年のジャンパー・デーは12月14日。この日に着てみたい、動物学者で自然学者のデービッド・アッテンボロー氏の顔が大きく入ったセーターを「インディペンデント」紙が紹介した。

 セーターはグリーンを基調とし、正面には小鳥を手に乗せほほ笑むアッテンボロー氏が、背面には「STAY COOL」の文字とともに大きな地球が描かれており、なんともネイチャー感あふれるデザインとなっている。限定250着なので、欲しい人は早めにオーダーしよう。なお、セーターの収益金は、ホームレスの人々へ寄付されるという。

 販売は、昨年労働党のコービン党首やトランプ米大統領の柄のセーターを売り、話題を呼んだnotjust。コービン柄やトランプ柄の商品は、今年も引き続き販売されるようだ。

 

知らない人にメッセージを送れる、地下鉄内限定のアプリとは?

ロンドンの地下鉄で使えるコミュニケーション・アプリ「チューブチャット(TubeChat)」がロンドナーたちの話題を集めている。従来のアプリと違うのは、電波のない車両内や駅構内で使え、目の前にいる見ず知らずの乗客とのチャットを楽しめる点だ。「イブニング・スタンダード」紙が伝えた。

 このアプリは、スマホのブルートゥースを使って周囲にいるユーザー同士を繋ぎ、1対1からグループでのチャットができるというもの。アプリのプロフィールは、ほんの少し書くだけでOK、ユーザーネームを自由に変えたり、匿名でも使用できる。

 同アプリの創設者、ニーナ・トゥマニシヴィリさんは、「地下鉄を利用しているとき、スマホに没頭している人たちがたくさんいることに気付きました」「テクノロジーは人々を社会から孤立させる手段になっていたんです。そんな状況を変えるため、逆にテクノロジーをうまく使いこなして人々の距離を近づけたいと思いました」。このアプリを使うことで、味気ない通勤、通学時間が少しだけ楽しいものに変わるかもしれない。
 
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参照:「サン」紙、「デーリー・メール」紙ほか

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