ニュースダイジェストの制作業務
Sun, 12 May 2024

日英交流400周年を迎えて

Both stubborn, eccentric, monarchies
日英とも頑固で風変わりで君主制の島国

「インディペンデント」紙 6月8日付

400年前に、後に世界で最も豊かな島国となることを運命付けられた日本とイングランドが出会った。両国民とも頑固で、風変わりで、君主制を採用。またともに島国であることが、大陸諸国を何世紀にもわたって苦しめた略奪や強姦行為から自国を守るのに役立った。遠い海の向こうにある相手国まで出向いたのは、もちろんイングランド人の方である。日本は中国と同様に引っ込み思案であるのに対して、イングランドはポルトガル、スペイン、オランダなどが先鞭をつけていた大航海時代に乗り遅れまいと世界中を駆け巡っていたのだ。

 

他にもこんな報道が……

過去にこだわっているのは誰
「エコノミスト」誌 6月3日

従軍慰安婦問題についての記者会見で、自分たちの世代はより良き未来を築くことが大切という趣旨の発言をした橋下大阪市長に対して「20世紀中ごろの出来事について約3時間も話し続けたのは彼自身」と揶揄。

ガガときゃりーぱみゅぱみゅ
BBC Online News 6月4日

海外で人気の日本人歌手きゃりーぱみゅぱみゅへインタビュー。「米歌手レディー・ガガとよく比較される」との解説も。

浮かぶ新幹線が走る
「デーリー・メール」紙 6月4日

3日に実験線が公開されたリニア中央新幹線を「浮かぶ新幹線」として紹介。

英国でも「かわいい」が流行
「サン」紙 6月6日

日本的な「かわいい」ファッションが英国人女子の間でも流行中と報道。

日本文化と京都を大絶賛
「タイムズ」紙 月6日

「とても新鮮な寿司、不思議な食材が入ったお弁当、新幹線、ウォシュレットと、外国人客を満足させるネタに日本は事欠かない」との書き出しで始まる京都観光記。「ローマの教会、マンチェスターのパブよりも、京都にある寺院や神社の数の方が多いに違いない」とも。

オランド仏大統領の言い間違え
「ガーディアン」紙 6月7日

来日中のオランド仏大統領が、演説で「日本」を「中国」と言い間違えた件を伝える。

シベリア鉄道が日英を結ぶか
「デーリー・テレグラフ」紙 6月7日

海底トンネルを通じてシベリア鉄道を東京まで拡張する計画を報じる。

義指の需要が生まれる理由
「デーリー・メール」紙 6月11日

「指詰め」をしたヤクザのために義指を製造するサービスについて。

「ラテ・アーティスト」とは
「デーリー・メール」紙 6月11日

ウサギ、カバ、キリンなどの形をした立体的な泡をコーヒーの上に浮かべる日本の「ラテ・アーティスト」を紹介。

長寿世界一はヴィクトリア朝時代に生まれた
「サン」紙 6月12日

「ヴィクトリア女王が即位60周年を迎えた年に生まれた」という長寿世界一の木村次郎右衛門氏が死去したと伝える。

朝鮮学校は歴史上のハプニング
「エコノミスト」誌 6月14日

日本に朝鮮学校ができるまでの経緯を「歴史上のハプニング」と表現。
 

慰安婦についての橋下大阪市長の発言

Jarring indifference to regional sensitivities
近隣諸国の事情に驚くほど無頓着

「タイムズ」紙 5月15日付

カリスマ的な人気を博す橋下市長の発言は、日本と近隣諸国の関係に壊滅的な打撃を与えた。大言壮語する傾向のあるこの若き市長は、同諸国の事情に驚くほど無頓着なままで、「慰安婦」は軍の規律を維持し、兵士たちに戦場での休息を与える上で必要だったと発言したのである。政府の関係者によると、橋下市長は、とにかく本音をぶちまけることこそが有権者とつながる唯一の方法であると信じる政治家の一人だ。この関係者は、同市長が「外交的な影響を全く考慮せず、中央政府によるアジア地域の関係構築を阻害している」と述べている。

Sorry but that’s simply not good enough
釈明でさえも十分でない

「デーリー・テレグラフ」紙 5月30日付

橋下市長は「慰安婦は必要だった」と述べた件について、当時の軍の幹部が必要だと思っていたことを伝えようとしただけであると釈明している。申し訳ないが、こんな説明では全く不十分だ。米国の政治家が「我々の先祖は奴隷が必要だと思っていた」と発言した際に、そうした行為が道徳的な観点からなぜ間違っていたのかについて言及し、また自身の世代は同じ過ちを繰り返さないと誓わなければ、全く話にならないはずだ。そんな事態が実際に起きれば、その発言者はさらし者となるであろうし、また非難にさらされるべきである。

 

他にもこんな報道が……

相撲取りとサッカー選手では大違い
「デーリー・テレグラフ」紙 5月14日

日本の相撲文化を紹介。「相撲部屋での生活は、甘やかされたイングランド・プレミア・リーグのサッカー選手のそれとは大違い」と述べる。

「鳥だ、飛行機だ、日本だ!」
「エコノミスト」誌 5月18日

表紙に「鳥だ、飛行機だ、日本だ!」との見出しとともにスーパーマンの恰好をした安倍首相の姿を掲載し、同首相が掲げる公約のうち半分でも実現できれば「確実に偉大な首相の一人となるだろう」と主張する巻頭記事を掲載。

「フットルース」の世界が大阪に
「ガーディアン」紙 5月18日

大阪における風営法ダンス規制を取り上げ、ダンスが禁止された街の様子を描く映画「フットルース」の世界が大阪で現実となっていると解説。

村上龍が見た脱北者たち
「ガーディアン」紙 5月25日

著書「半島を出よ」を執筆するに当たって、脱北者への取材を敢行した日本人作家の村上龍氏がその取材の模様を記した手記を掲載。

英国にも広がりつつある「かわいい」文化
「インディペンデント」紙 5月26日

英国を含む世界中に徐々に浸透しつつある「かわいい」文化について紹介。
 
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