4 February 2016 vol.1452
今をときめく英俳優エディ・レッドメイン主演の映画「The Danish Girl(邦題: リリーのすべて)」を鑑賞してきました。いやあ、すごい。何がすごいって、女装に興味を持ち出し、ついには当時まだ前例のなかった性別適合手術を受ける主人公になりきったレッドメインの演技。眼球から足の指先まで使って、2つの性の間でぐらぐらと揺れ動く様を表現していました。これぞ芸術。主人公の妻を演じるスウェーデン人女優のアリシア・ヴィキャンデルの存在感もすごい。静かなストーリーなのに、瞬きするのさえ惜しいと思うぐらい2人を凝視してしまいました。ちなみになぜだか映画自体はつまらなかった、残念。(籠)
オフィスで皆が共同で使っているケトルに妙な現象が。英国のケトルは皆さんご存知の通り、水を入れてスイッチをオンにして、沸騰すると自然にオフになるわけですが、どうしたことか勝手にケトルがオン、オフを気ままに決めてしまうのです。問題なく動く時もあるのですが、沸騰してオフになったのにその直後にまたつき、というポルターガイスト的な現象が相次ぎ、油断すると空焚きに。非常に危険なので、新しいケトルを手に入れました。が、使い始めてすぐにまた謎のオンオフ自動切り替えが……。現在は「かまってちゃん」なんだということにして、沸騰の気配を感じると同時に駆け寄っています。(月)
初めまして。1月からインターンをさせていただいている(梦)と申します。先日、観客参加型の映画上映に初めて行きました。作品はデービット・ボウイ主演のファンタジー映画「ラビリンス」です。劇中、登場人物が桃を食べるシーンがあるのですが、その時に観客も事前に配布された桃味のグミを食べることができ、これは視覚、聴覚に加えて味覚でも映画を楽しむことができる素敵な試みだと感じました(私は知らずに観賞前に食べてしまったのですが……)。他にも歌唱シーンに合わせて観客皆で歌ったり、セリフや効果音を叫んだりと、通常上映しか知らなかった私にとっては目から鱗の映画体験でした。(梦)
先日、妹の誕生日だったので久々に電話をかけました。相変わらずな明るい声で「ねーちゃんげんきしょーんか? 酒のめるようになったけー、またいこーなー!」。私の地元の岡山弁とは大変難儀なもので、若い女の子の口から居酒屋で飲んでいるおじさんのような言葉が平然と飛び出してきます。「でーこんてーてーて(大根炊いておいて)」、これは岡山弁の面白さを表現する時によく使うフレーズですが、既に外国語の域です。英国ではなまりで階級が分かってしまうため必死に矯正する方もいると聞きました。半面、こんなしゃべり方でも「方言女子」として可愛がられてしまう我が妹、日本は寛容な国ですね。(遊)