英国ゆるニュース

イギリスの大手映画館チェーン「オデオン」が、最新のハリウッド大作などの一部作品に対して、チケット料金に1ポンドを上乗せしていることが明らかになった。「デーリー・メール」紙が報じた。

オデオンによると、この上乗せは「動的価格設定方針」の一環で、その代わり閑散期には割引価格を提供することが可能となっている。

同紙は、ロンドン南西部リッチモンド・アポン・テムズにあるオデオン系列の映画館を例にとり、ハリウッド大作「Interstellar（インターステラー）」の料金が大人11.50ポンド（10代9.30ポンド、子供8.75ポンド）であるのに対し、ベネディクト・カンバーバッチ主演「The Imitation Game（原題: ジ・イミテーション・ゲーム）」やティモシー・スポール主演「Mr Turner（原題: ミスター・ターナー）」などの作品は1ポンド安い料金設定となっているとしている。

イギリスの童話「くまのパディントン」を実写映画化した「パディントン」が、イギリスの映画倫理委員会に相当する機関から「いくつかのシーンは子供に適さない」との評価を受けていたことが分かった。「デーリー・メール」紙が報じた。

　イギリスの映倫機関は、「危険な行為、軽度の脅し、軽度の性に関する言及、軽度の悪質な言葉」があることを理由に、子供が鑑賞する際には、保護者の助言や指導が必要とされる映画であると判断。「くまのパディントン」の原作者であるマイケル・ボンド氏は「非常に驚いている。今夜は眠れないかもしれない。『性に関する言及』というのが何なのか全く想像できない」と述べている。

「子供に適さない」との判断を受けた児童映画「くまのパディントン」

英タレントのエイミー・チャイルズ（24）が、現在、世界で猛威を振るっている急性ウィルス性感染症のエボラをバンドの名前と勘違いするという失態を演じた。「イブニング・スタンダード」紙が報じた。

　英国における優れたブラック・ミュージックを表彰するMOBOアワードの特別イベントに出席したチャイルズは、「エボラは今後大きな現象になりますよね」と聞くインタビュアーに対して「今日からファンになってしまうかもしれない。絶対すごいことになると思う」と回答した。明らかに、エボラを同アワードに出席するバンドの名前と勘違い。音楽イベントで紛らわしい質問をして芸能人を困らせようとするインタビュアーが仕掛けた「引っかけ問題」に見事に引っかかってしまった。

　チャイルズは、英国で人気の実験ドキュメンタリー番組「ジ・オンリー・ウェイ・イズ・エセックス」に出演して一躍脚光を浴びたタレント。現在はタレント活動に加えて、美容品ブランドの運営などを行っている。

英国における離婚経験者の多くが、自身の母親の後押しを受けて離婚に踏み切っていたことが分かった。「デーリー・メール」紙が報じた。

　家族法を専門とするスレーター & ゴードン法律事務所により、2007人の英国人離婚経験者を対象とした調査が実施された。離婚経験者の3分の2は、自身の母親が離婚への決意を後押ししたと回答。また44%の回答者が、結婚相手の家族とは全くソリが合わなかったと答えている。

2015年末より、ロンドン－パリ間のユーロスター乗車時間が15分短縮されることになった。「デーリー・メール」紙が報じた。

　ドイツの多国籍企業シーメンスが建造する最新式のユーロスターの時速は約320キロ。ロンドン－パリ間を2時間ジャストで移動することができる。

　ユーロスターは、2015年5月よりフランス南東部プロヴァンスへの乗り入れを開始。2016年末からはアムステルダムへの運行が始まる予定となっている。

11月6日付「タイムズ」紙の別紙は、BBCドラマ「SHERLOCK/シャーロック」の英人気俳優ベネディクト・カンバーバッチ（38）が婚約を発表したことを受けて、「シャーロックは奪われた」と題する記事を掲載した。

　カンバーバッチは、5日付「タイムズ」紙の57ページに掲載されている「出産、結婚、死亡」の告知広告欄を通じて婚約したことを発表。以後、「私の人生は終わった。ベネディクト・カンバーバッチが婚約した」といったようなファンによるメッセージがネット上にあふれていると伝えている。

　また同記事では、英作家コナン・ドイルが描いた本家シャーロック・ホームズが「タイムズ」紙の愛読者であったと紹介。「青い紅玉」「四つの署名」といった作品には、同紙の告知広告欄を通じてシャーロック・ホームズが情報を得る場面が描かれているという。

　同紙によると、カンバーバッチのほかにも、チャーチル元首相、サッチャー元首相、キャメロン首相などが「タイムズ」紙の告知広告欄を通じて結婚の発表を行っている。

「シャーロックは奪われた」との題名が書かれたタイムズ紙別紙の表紙

　英国の鉄道では、自動券売機から割安の切符を購入できないことが頻繁にあることが分かった。「デーリー・テレグラフ」紙が報じた。

　例えば、イングランド中部バーミンガムまでの利用時間制限のないファースト・クラスの往復切符を同北部リーズにあるノーザン・レイル社の自動券売機で購入すると、料金は271ポンド（約4万9000円）。一方で、そのすぐ近くにあるイースト・コースト社の自動券売機を利用すると割安のオフピーク切符が提示され、145.70ポンド（約2万6000円）で買える。

　自動券売機からは、①割安な区間をつないで移動  ②割安で目的地より遠方にある駅までの切符を購入した上での途中下車、などの購入方法が選択できないことが多いというのが一因。また自動券売機からは団体や家族割引の切符を購入できない場合があることも指摘されている。

　BBCドラマ「SHERLOCK/シャーロック」で人気の英俳優ベネディクト・カンバーバッチ（38）が、「タイムズ」紙の広告を通じて婚約したことを発表した。「イブニング・スタンダード」紙などが報じた。

　お相手は、名門オックスフォード大卒で現在は舞台演出家として働く36歳の女性、ソフィー・ハンターさん。11月5日に発行された「タイムズ」紙の57ページに掲載されている「出産、結婚、死亡」の告知広告欄に、2人の「婚約が発表された」との文面を掲載した。

　ベネディクト・カンバーバッチ本人は、5日朝時点でこの告知広告について一切声明を出していない。

5日付「タイムズ」紙に掲載された、カンバーバッチの婚約を発表する告知広告（写真中央）

婚約を発表したカンバーバッチ
Photo by Larry Busacca/Getty Images

英国民の大半が、近い将来にカミラ夫人が王妃となることに反対していることが判明した。「デーリー・メール」紙が報じた。

　調査会社YouGovの調べによると、チャールズ皇太子が国王となった際に、カミラ夫人が「王妃（Queen）」となることに賛成を示した回答者は全体のわずか16%。調査対象者の46%は、カミラ夫人には代わって「国王夫人（Princess Consort）」の称号を与えるべきと回答している。さらに27%は、カミラ夫人に対しては一切の称号を与えるべきではないと考えているという。

　チャールズ皇太子とカミラ夫人は2005年に結婚。結婚前から互いに長期にわたる不倫関係を続けてきたため、現在でも同夫人に対する根強い反発がある。

今でも英国民に嫌われている感のあるカミラ夫人

クリスマスに向けて、35歳以下の女性の3分の2が10月最終週となる今週からダイエットを開始するのだという。「デーリー・メール」紙が報じた。

　「ニュー・アトキンス・ニュートリショナル・アプローチ」が委託した調査によると。女性全体においても60%の人々が今週からダイエットを開始することが判明した。また女性の半数が、クリスマス・パーティーの必需品とも言えるシンプルな黒のドレスである「リトル・ブラック・ドレス（LBD）」を所持しているという。