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Tue, 01 July 2025
タレント業に精出す元祖イット・ガール

最新のロビー・ウィリアムズやジェームス・ブラント、デュラン・デュランのニック・ローズ、御曹司の息子、青年実業家、PRマンなど浮き名を流した男は数知れずのタラ・パルマー=トムキンソン(Tara Palmer-Tomkinson)。かし、どれも短期間。婚約者の借金を肩代わりさせられたり、単なる浮気相手だったりと真剣交際とは言い難い。

4歳でオペラを初鑑賞し、ピアノの腕前はプロ級、ボーディング・スクールのシャボーン女子校を出て、父親は元スキー・チャンピオンの大地主というお嬢様。

94年のチャールズ皇太子とウィリアム、ハリー両王子とスキー旅行に行ったときの写真が注目を集め(年に3度は共に休暇を過ごすらしい)、上流向け雑誌「タトラー」や各誌の社交界欄の「イット・ガール」として祭り上げられる。

一般社会と違ってこの世界では、グラマーよりも彼女のように超スリムなのがセクシーのようだ。そして、「サン」紙での下着姿のポーズ付きインタビューを機に芸能界入り。トーク番組「フランク・スキナー・ショー」ではコカイン・ハイ状態で登場して番組をぶちこわし、誕生日会にはシュノーケルにビキニ、毛皮のコートという姿で周囲をア然とさせて、結果、薬物依存治療の常連に。

育ちは良くても芸のない彼女にとって、芸能界は相当なプレッシャーだったのだろう。

4年前の「I'm A Celebrity…Get Me Out Of Here」で2番手に選ばれてからは、CMに起用され、テレビの司会もこなすなど盛り返したが、すぐに見切られ需要が減少。今はもっぱら雑誌のエッセイなんかで稼いでいる。ちなみに女性週刊誌「クローザー」の彼女の年間契約金は8万ポンドとかなりの高額だ。

このまま三流として芸能界にしがみつくより、古巣の上流社会に戻った方が身のためだ。

 

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