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Sat, 13 August 2022

英国発ニュース

英中銀、0.5%の大幅利上げ―物価高騰で27年ぶり

 (ロンドン 8月4日 時事)イングランド銀行(中央銀行)は4日、政策金利を現行の1.25%から1.75%に引き上げると発表した。通常の2倍となる0.5%の利上げ幅は1995年2月以来、27年ぶり。物価上昇圧力が一段と強まっているとして、金融引き締めを加速させる。

 前日までに開いた金融政策委員会で決めた。利上げは2021年12月以来、6会合連続。9人の政策委員のうち8人が賛成し、1人は0.25%の小幅利上げを主張して反対した。声明は「必要に応じてインフレ圧力に力強く対応する」として、9月以降の会合でさらに引き上げる可能性を示唆した。

 英国の消費者物価指数は6月に前年同月比9.4%上昇と、約40年ぶりの高い伸びを記録。ロシアによるウクライナ侵攻の影響でエネルギーや食料が一段と値上がりし、英中銀が目標とする2%を大きく上回っている。

 英中銀は10~12月期に上昇率は13%超に達すると予測。物価高により消費が落ち込み、10~12月期に英経済は景気後退に入るとの見通しを示した。

 0.5%の利上げは市場予想通り。次回の9月会合後に英国債の売却を始め、量的引き締めのペースを加速させる方針も決めた。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は7月下旬、2回連続で0.75%の大幅利上げを決定。欧州中央銀行(ECB)も0.5%の利上げを決めた。欧米の主要中銀は物価高騰に歯止めをかけるため、積極的に引き締めを進めており、大規模緩和を続ける日銀との違いが鮮明になっている。
 
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