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Tue, 24 May 2022

英国発ニュース

ウクライナ部隊の孤立画策か―ロシア軍、東部でなお苦戦

 (イスタンブール 5月13日 時事)ウクライナ東部ドンバス地方の制圧を目指すロシアの軍事作戦をめぐり、英国防省は13日付の戦況報告で、ロシア軍が現地で抵抗を続けるウクライナ軍部隊の孤立化を図るため、包囲しようと画策していると表明した。ただ、ロシア軍は渡河作戦に失敗するなどし、引き続き苦戦しているという。ウクライナ軍は「ロシアの占領者を撃破した」として、破壊された軍用車両や橋の写真を公開した。

 報告によれば、ロシア軍部隊は「ウクライナ軍を西方の部隊による支援や増援から切り離す」ため、東部ドネツク州の要衝であるスラビャンスクやクラマトルスクに向け、北方や東方からの進撃を試みている。

 これに対し、ウクライナ部隊は東部ルガンスク州セベロドネツクの西方を流れるドネツ川の仮設の橋を渡ろうとするロシア部隊を攻撃し、大きな打撃を与えたとされる。報告はロシア側がリスクの高い渡河を試みた背景に、作戦で進展を得なければならないと「司令部が圧力にさらされている」ことがあると分析した。 

 一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は12日のビデオ演説で、北部チェルニヒウ州にある学校が同日ロシア軍に攻撃されたと述べ、「学校を破壊して何が達成されるというのか」と非難した。ウクライナ軍によると、州内の二つの学校などにロケット弾が着弾し、少なくとも3人が死亡、12人が負傷したという。

 ロシアによる侵攻下のウクライナでは学校が被弾する事例が相次ぎ、7日にはルガンスク州ビロホリウカの学校で多数ががれきの下敷きになり、ウクライナ当局によると60人が死亡した。

 南東部マリウポリでロシア軍が包囲するアゾフスタル製鉄所をめぐり、ウクライナ政府は12日、ウクライナの負傷兵退避に向けた交渉をロシア側と行っていると発表したものの、13日も戦闘が続いた。ウクライナのメディアによると、トルコが船を派遣して負傷兵を退避させる提案を行ったが、ロシア側が拒否した。
 
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