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Thu, 29 October 2020

英国発ニュース

EU首脳会議、対英貿易交渉を議論―合意目指し協議継続へ

 (ブリュッセル 10月15日 時事)欧州連合(EU)は15日、ブリュッセルで首脳会議を開いた。2日間の日程で、初日は十分な進展が見られない英国との自由貿易協定(FTA)締結交渉をめぐって対応を議論。合意を目指し交渉を続ける方針を確認すると同時に、英国には譲歩を呼び掛ける見通しだ。

 フォンデアライエン欧州委員長は14日、ミシェルEU大統領と共にジョンソン首相と電話会談。終了後には「まだ多くの仕事が残されている」とツイッターで述べ、英EUの溝の深さを示唆した。

 また、合意を追求する姿勢を示しつつ「どんな代償でも払うわけではない」と強調。企業間の公平な競争維持の枠組みや、英沖合でのEU加盟国の漁業権など、懸案で合意する条件は「適切でなければならない」と英国に歩み寄りを促した。

 一方、15日に合意期限を設定していたジョンソン氏は今回の会議結果を受け、交渉続行か打ち切りかを判断する。ジョンソン氏はEUから譲歩を引き出せない現状に「失望」を表明したものの、続行を選ぶとの見方が大勢だ。

 EUは、1月末に離脱した英国の「移行期間」が終わる年末にFTA発効を間に合わせるには月内の合意が必要だと主張してきたが、交渉が来月にずれ込む可能性も取り沙汰されている。

 もっとも、合意実現にはEU側も一定の譲歩をせざるを得ないとみられる。ドイツのメルケル首相は「合意は全ての人の利益だ」と決裂回避を優先する意向を示している。

 しかし、漁業権をめぐっては、権益喪失による国内世論への影響を危惧するフランスが「悪い合意なら合意しない方がましだ」(ジラルダン海外県・海外領土相)と強硬姿勢を見せるなど、加盟国内には温度差も生じつつある。交渉の最終局面でEUが結束を保てるかも焦点となりそうだ。





 
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