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ニュースダイジェストの制作業務
Wed, 23 September 2020

英国発ニュース

離脱協定ほご法案、基本方針承認―EU対立激化へ

 (ロンドン 9月15日 時事)英下院(定数650)は14日、今年1月末の欧州連合(EU)離脱に伴って発効した国際条約「離脱協定」の一部をほごにする政府提出法案の基本方針を賛成多数で承認した。この日始まった審議の「第1関門」突破で、下院通過を懸けた採決が来週行われる見通し。EUは、法案が成立すれば「国際法違反だ」と猛反発しており、双方の対立は一段と激しくなりそうだ。

 投票結果は賛成340、反対263。昨年12月の総選挙に勝利して単独過半数(364議席)を得たジョンソン首相率いる与党・保守党の約30人が棄権や反対に回った。造反組は今後の審議で法案を穏健な内容にする修正案を出す構え。

 提案討論でジョンソン首相は、EUが離脱協定に極端な解釈を施し、英本土から英領北アイルランドへの食品移送の禁止という「(脅しの)回転式拳銃をテーブルの上からしまっていない」と主張。国家分断の危険をなくすため、協定の内容を一方的に変更して実行に移す権限を法案によって確保する必要があると訴えた。

 これに対し最大野党・労働党は、法案には食品移送の禁止を阻止する条項は盛り込まれておらず、首相の議論は「完全にいんちきだ」と反論した。 

 首相は「今夜法案を承認すれば、(EUとの)自由貿易協定(FTA)がまとまる可能性は高まる」とも発言。停滞しているFTA交渉でEUから譲歩を引き出すため、法案を圧力として利用していく戦術を明かした。

 法案は上下両院で可決されれば、エリザベス女王の裁可を経て成立する。
 
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