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Sat, 30 May 2020

英国発ニュース

バルニエEU首席交渉官、フロスト交渉官の「論調」、相互信頼に影響も―書簡に反論

 (ブリュッセル 5月21日 時事)欧州連合(EU)のバルニエ首席交渉官は20日、英国との自由貿易協定(FTA)交渉をめぐり、EUを批判したフロスト英首席交渉官の19日付の書簡に反論する書簡を公表した。「交渉内容に関する書簡の交換が必ずしも最善の方法だと思わない」とけん制。その上で「(フロスト氏の)論調が相互信頼に影響を与えないで欲しい」と懸念を示した。

 英・EUは6月までの「具体的な進展」(バルニエ氏)を目指しているが、残された交渉会合は1回のみ。バルニエ氏は「英国が建設的に取り組めば前進は可能だ」とも語ったが、議論は平行線のままで、逆に非難合戦がエスカレートしてきた。

 フロスト氏は、バルニエ氏宛ての書簡の中で、EUの協定案を「緊密な経済パートナー間の公平な自由貿易関係ではなく、比較的質の低い貿易協定だ」などと非難した。

 これに対しバルニエ氏は、協定案は昨年10月にジョンソン首相と合意した「政治宣言」に忠実な内容だと指摘。「われわれは全物品について、関税なし、割り当てなしのFTA締結を志している」と強調した。

 その上で、フロスト氏の論点に従来の主張を繰り返して反論。「EUがバランスを欠いた前例なき規定を要求している」との訴えには、「(EUが他国と結んだ)過去の協定の良いところ取りは受け入れない」とクギを刺した。

 また、「EUの法や基準に英国を縛り付ける奇異でバランスを欠く提案だ」といったフロスト氏の指摘にも、「競争を開かれた公平なものにすると保証することを受け入れないなら、英国はEUの単一市場への高度なアクセスは望めない」と述べて突き放した。
 
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