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Sat, 07 December 2019

英国発ニュース

ジョンソン首相、トランプ氏の応援無用―総選挙投票まで10日

 (ロンドン 12月1日 時事)欧州連合(EU)離脱を争点とした英総選挙は12日の投票まで2日で残り10日。選挙戦終盤の重要なこの時期に、トランプ米大統領が英国を訪れる。ジョンソン首相と親交の深いトランプ氏だが、英国ではすこぶる不人気。このため首相は「応援は無用」と言わんばかりに、選挙に干渉して波風を立てないようトランプ氏をけん制している。

 大統領就任前から英国のEU離脱に賛成してきたトランプ氏は、2016年の国民投票で離脱派を勝利に導いたジョンソン氏が今年7月に首相に就任した際、「素晴らしい首相になる」と持ち上げ、良好な関係を印象付けた。2~4日の訪英はロンドンでの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議への出席が目的で、エリザベス女王主催の歓迎行事にも列席する。

 ただ、ユーガブ社による英国での好感度調査では、トランプ氏への肯定的意見は18%にとどまり、否定的意見が67%に達した。「トランプ氏の支持は英政治家の助けになるか」を聞いた別の調査でも、「なる」は10%、「ならない」が54%。トランプ氏の6月の訪英時にはロンドンで推定25万人規模の抗議デモが行われるなど、とにかく評判が悪い。

 こうした世論を背景に、首相は11月末の英ラジオで「米英のように緊密な同盟国は互いに(相手の)選挙戦に関わらないのが最善だ」と主張。英メディアは「首相がトランプ氏の支持は必要ないと語った」と伝えた。

 首相率いる保守党は政党別支持率で首位。しかし2位の労働党は、首相がEU離脱後に米国と自由貿易協定(FTA)を結べば、規制緩和の影響で英国営医療制度「国民保健サービス(NHS)」が台無しになると訴えて追い上げる。

 NHSは英国民にとって一種の聖域で、貿易交渉の対象にしてはならない事柄。労働党のコービン党首は、ジョンソン、トランプ両氏の親密さを逆手に「NHSはトランプ氏に決して渡さない。売り物ではないからだ」と気勢を上げた。
 
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