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Fri, 15 December 2017
7 December 2017 vol.1496

EU離脱交渉、最初のヤマ場
14、15日の首脳会議で総括

ブリュッセルで会談後に会見したメイ首相とユンケル欧州委員長
4日、ブリュッセルで会談後に会見したメイ首相(写真左)とユンケル欧州委員長(同右)

(ロンドン 12月2日 時事)6月に始まった英国の欧州連合(EU)離脱交渉が最初のヤマ場を迎えた。14、15両日に開かれるEU首脳会議で半年間の議論を総括し、次のステップへ進めるかが焦点だ。

一刻も早くEUとの自由貿易協定(FTA)にめどを付けたいメイ政権は、EUに支払う「手切れ金」などで譲歩を始めた。しかし、双方の間にはまだ溝があり、会議で交渉が進展するか不透明だ。

交渉ではこれまで、①英国による未払いEU予算分担金など手切れ金の清算、②在英EU市民らの権利保障、③EU加盟国アイルランドと英領北アイルランドの国境管理、を優先的に検討。いずれも「十分な進展」があったとEUが認めて初めて、英国はFTAの事前協議や、離脱のショックを緩和する「移行期間」の話し合いに取りかかることができる。

英・EUは月1回の交渉官会合で互いの腹を探ったが、6月の総選挙で事実上の敗北を喫して弱体化したメイ政権の準備不足が早々に露呈。離脱方針に関する閣内の意思統一すらままならず、交渉は暗礁に乗り上げた。

事態が動き始めたのは10月。EUが英国の譲歩を条件に「交渉の第2段階に速やかに移行する」考えを表明してからだ。11月に入ると、英メディアはメイ政権の新提案を報道。手切れ金の支払いを200億ユーロ(約2兆7000億円)規模から500億ユーロ(約6兆7000億円)前後に増やしたり、市民の権利保障で、EUの最高裁に当たるEU司法裁判所に一定の役割を担わせたりする妥協策が浮上した。

EU離脱交渉、合意持ち越し

(ブリュッセル 12月5日 時事)メイ首相と欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は4日、難航している英EU離脱交渉の進展に向けてブリュッセルで会談した。メイ首相は英国がEUに支払う「手切れ金」などで譲歩案を提示したとみられるが、EU加盟国アイルランドと英領北アイルランドの国境管理問題が解決せず、合意は持ち越された。

ユンケル委員長は記者会見で「(手切れ金など)大半の問題では共通理解を得た」と強調。英・EUは週内に交渉を再開させ、14、15両日のEU首脳会議での妥結を目指す。

アイルランドのバラッカー首相によると、メイ首相は4日の会談に先立つ折衝で国境管理の妥協案をいったん承諾した。しかし、少数与党のメイ政権に閣外協力している北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP)が同案に強く反対したため、合意を見合わせたもようだ。

英国は離脱後にEUと締結する自由貿易協定(FTA)の事前協議に早く着手したい考えだが、EUは英国が国境管理問題などで「十分な進展」を図ることを前進の条件に課している。

 
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