ニュースダイジェストの制作業務
Fri, 29 March 2024

高齢化が進む東京郊外の町が若者を誘致

Desperately seeking young people
若者を必死に呼び込む

「エコノミスト」誌 1月7日

「エコノミスト」誌は7日付の記事で、高齢化が進む東京都多摩市及び奥多摩町が若い世代を呼び込む取り組みについて取り上げた。

同記事は、多摩市が老巧化した団地を7棟のマンションに立て替え、広めの空間を提供して若い世代を惹きつけた「ブリリア多摩ニュータウン」の例を紹介した。

一方、農業を推進し、公共交通網や学校給食の無料化を打ち出していた奥多摩町は、若者を対象に15年以上住むと家賃を払い戻すという条件で物件を貸し出すという支援策を講じたと伝えた。さらに同町が生徒数の減少により閉校した元中学校校舎を、東及び東南アジアからの留学生向けの日本語学校を運営する事業者に貸し出すと決めたことについても言及。120人もの生徒とスタッフが同町にやって来ることが見込まれているとした。

Miso missionary
味噌の伝道師

「タイムズ」紙(電子版) 1月1日

「タイムズ」紙(電子版)は1日、英国で日本の味噌を広めようと活動しているボニー・チャン氏が味噌の魅力について語る記事を掲載した。

同記事によると、チャン氏は英国のスーパーでは本格的な味噌が販売されていないことから、日本から輸入した味噌を販売する会社Miso Tasty を設立した。味噌に親しみを感じてほしいという狙いでフレンドリーなブランドをイメージしたと説明。また、味噌の種類や栄養効果についても語っている。

Conservationists get their talons out for Japan’s owl cafes
自然保護団体がフクロウカフェに爪を立てる

「ガーディアン」紙(電子版) 1月3日

「ガーディアン」紙(電子版)は3日、 フクロウと一緒にお茶を楽しめる「フクロウカフェ」が日本で増えており、動物保護団体から批判を浴びていると伝えた。

同記事は、日本では新年に向け、福を呼ぶとされるフクロウを見にフクロウカフェへ赴く客が増えていると説明。一方で、運営形態は店により異なるものの、多くのカフェがフクロウを縄で拘束し、睡眠周期を乱すなど動物福祉の条件を満たしていないと批判する動物保護団体の声を紹介した。

How Japan resists the populist tide
日本はいかにポピュリズムの波に抵抗しているのか

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版) 1月1日

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版)は 1日、 欧米を襲うポピュリズム(大衆迎合主義)の波がなぜ日本に訪れないのかを問う記事を掲載した。

同記事は、日本でも石原慎太郎氏のような右派で極端な国粋主義者の政治家はいると主張。しかし広範囲の有権者の心には響かなかったとした。その上で日本がポピュリズムに飲み込まれていない理由として、日本が合意に基づく結束した社会であり、欧米に比べて格差が小さいことなどを挙げた。

Akihito looks to step down in 2018
天皇陛下が2018年退位の見通し

「タイムズ」紙(電子版) 1月11日

「タイムズ」紙(電子版)は11日、日本政府が2019年元日に皇太子さまが新天皇に即位する方向で検討に入ったことを伝える記事を掲載した。

同記事は、皇室典範は戦後に制定されて以来、改正されたことがないと解説。退位のために改正されれば、女性天皇の容認などの可能性も広げてしまうと政府内の一部の人々が懸念しているとし、多くの保守派は「パンドラの箱」を開けず、一代限りの特例を認める形で進めようとしていると述べた。

Capsule hotels attract far too many vulgar foreigners
カプセル・ホテルがあまりに多くの不作法な外国人を呼び寄せる

木簡の画像を大々的に掲載した「インディペンデント」紙の記事

「タイムズ」紙(電子版)は14日、高級ショッピング街である銀座で人気を呼んでいるカプセル・ホテルに対し、地元住民や事業主たちが批判の声を上げていると報じた。彼らは2020 年の東京五輪に向けて、ロビーやレストランのないカプセル・ホテルに、騒がしくて不作法な観光客が押し寄せ、路上をうろついて風紀を乱すのではないかと懸念しているという。

 

 

働く女性の地位向上

Government is still struggling to make Japanese women “shine”
政府は女性を「輝かせる」のにいまだ苦闘している

「エコノミスト」誌 11月26日

「エコノミスト」誌は11月26日、女性の就労と活躍を推進する「すべての女性が輝く社会づくり」政策が行き詰まっていると伝える記事を掲載した。

同記事は、世界経済フォーラムによる「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本の順位が調査対象144カ国のうち111位となり、前年より10位下がったと指摘。2012年より女性の就労が100万人増えているという森まさこ元内閣府特命担当大臣(少子化対策担当)の見方を紹介する一方で、それは革新的な政策のおかげというよりは、日本のひっ迫した労働市場によるところが大きいとする反対意見も挙げた。

また、女性が就く仕事のほとんどが企業の階層構造の下部に位置していることから、政府は2020年までに女性が「指導的地位」に就く比率を3割に増やすという目標を復活させたが、達成には程遠いと認めていると報じた。

Japan loves Barron Trump
日本はバロン・トランプが大好き

「デーリー・テレグラフ」紙(電子版) 11月23日

「デーリー・テレグラフ」紙(電子版)は11月23日、米次期大統領トランプ氏の息子バロン君(10)が日本で「センセーション」を起こしたと伝える記事を掲載した。

同記事は、 バロン君が日本で「美少年」として人気を集めていると説明。 漫画家ホリユウスケ氏がバロン君と思われる少年を描いたとする漫画の表紙風のイラストを紹介した。また、これが漫画として具体化するかは不明だが、バロン君を描く漫画が日本で需要があることは間違いないと述べた。

Swap driving license for cheap noodles
運転免許証と引き換えに安いラーメンを

「ガーディアン」紙(電子版) 11月29日

「ガーディアン」紙(電子版)は11月29日、愛知県警が高齢運転者の事故防止を狙い、 免許証を返納した高齢者に対しラーメンの割引を提供する制度を始めたと報じた。

同記事は、「スガキヤ」ラーメン・チェーンの176店舗で、運転免許証と引き換えに警察から支給される「運転経歴証明書」を提示すると、ラーメン、ご飯、サラダのセットが15% 割引されると説明。高齢運転者による死亡事故が日本で相次いており、11月には安倍首相が対策を呼び掛けたと伝えた。

Lessons from a middle-aged boy band
中年のボーイ・バンドから学ぶ教訓

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版) 11月29日

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版)は11月29日、解散が迫るSMAPの姿と日本の疲れ果てた会社員の姿を重ねる記事を掲載した。同記事は、8月には解散が決まったものの年末まで活動を続けるSMAPは、「断罪の時」を先延ばしにする日本の慣習や、「我慢」を期待する社会のあり方を映し出していると述べた。さらに、大成功を遂げたSMAPさえも所属する会社の所有物であるという事実は「日本の一般庶民には苦々しいほどになじみがある」との見方を示した。

The Financial Times passes another major digital milestone
FTはデジタルにおける もう一つの重大な節目を超えた

「ガーディアン」紙(電子版) 12月1日

「ガーディアン」紙(電子版)は1日、日本経済新聞社に買収され1年が経つ「フィナンシャル・タイムズ」(FT)紙のリディング最高経営責任者へのインタビュー記事を掲載した。

日経の喜多会長は買収当時にFTの報道に関与することはないと断言したが、その点に関し質問を受けたリディング氏は肯定的に答え、「日経に対する我々の信頼が完全に報われた」と答えた。また同記事は、 FTのデジタル版の収益が紙版を初めて上回り、重大な節目を超えたと報じた。

Gold Christmas tree to 'brighten up Brexit gloom'
黄金のクリスマス・ツリーで 「ブレグジットの憂鬱を払しょく」

木簡の画像を大々的に掲載した「インディペンデント」紙の記事

「デーリー・テレグラフ」紙(電子版) は11月24日、東京・銀座にある宝飾店「GINZA TANAKA(ギンザタナカ)」が公開した2億円相当の黄金でできたクリスマス・ツリーについて報じた。「憂鬱なニュースを吹き飛ばすため」黄金のツリーを作ったとする同店のマネージャーの言葉を紹介。日本でクリスマスは国民の祝日ではないが、クリスマスが近づくにつれ高まる熱狂が冷めることはないとした。

 
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