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Thu, 28 March 2024

「カジノ法」をめぐる国民の懸念

Nobody wants to live near a gambling resort
誰もギャンブル・リゾート付近に住みたがらない

「エコノミスト」誌 2月4日

「エコノミスト」誌は4日、昨年12月に日本の国会で成立した「統合型リゾート(IR)施設整備推進法」(カジノ法)が、国民や自治体から支持されていないと伝える記事を掲載した。

同記事は、日本政府は国民に対し、現在のギャンブル規制は緩和されるべきだと説得できずにいると説明。NHKの世論調査で同法に賛成と答えたのはわずか12%に留まったとし、反対派はギャンブル依存症の増加や、暴力団の関与などを不安視しているとした。また、リゾートの有力候補地の一つとされる横浜市で、住民の反対を受け林文子市長が前向きな姿勢を一転させたことに触れ、ほかの地域ならば良いが自分の住む地域はだめという「ニンビー」姿勢が広がることを投資家は懸念しているとも述べた。

Urged to go smoke-free by 2020 Tokyo Olympics
東京五輪までに禁煙環境を

「ガーディアン」紙(電子版)1月31日

「ガーディアン」紙(電子版)は1月31日、日本の禁煙推進団体らが同国政府に対し、2020年東京五輪・パラリンピックまでに飲食店を全面禁煙にするよう訴えていると伝えた。

日本政府は、学校や病院など公共の場での敷地内喫煙を禁止する法案を可決するとみられているが、飲食店内の喫煙は原則禁止で喫煙室の設置は容認する方向。同記事は、日本の受動喫煙防止の取り組みは発展途上国と同レベルであるという日本禁煙学会の作田学理事長の声などを紹介している。

Miss Universe and the Buddhist monk?
ミス・ユニバースと僧侶?

「タイムズ」紙(電子版)2月2日

「タイムズ」紙(電子版)は2日、日本の僧侶でメイクアップ・アーティストとしても活躍する西村宏堂氏(27) へのインタビュー記事を掲載した。

同記事は、西村氏は敬けんな僧侶で、ミス・ユニバースなどのバックステージで活躍するメイクアップ・アーティストでもあると説明。僧衣を身に着けるのは寺にいるときだけで、普段はハイヒールを履き煌(きら)びやかな服装を好むとした。

西村氏は自分の服装や仕事を師は認めていると語っている。

Okinawa: tourist paradise and bristling fortress
沖縄は旅行者の楽園と殺伐とした要塞

「エコノミスト」誌(電子版)2月4日

「エコノミスト」誌(電子版)は4日、 沖縄が観光地として人気を集める一方、地政学的な緊張を背景に同地に自衛隊の基地が新設されている現状を伝えた。

 

同誌は、 沖縄には平和主義が根付いているが、台湾や尖閣諸島に近いことから与那国島には自衛隊の駐屯地が設置されているとし、今後も沖縄に基地は増える見込みだと述べた。また、旅行者の楽園と殺伐とした要塞との奇妙な組み合わせは、より不快さを増すだろうとの見解を示している。

 

US defence secretary tries to calm Asian jitters
米国防長官、アジアの不安解消に努める

「オブザーバー」紙(電子版)2月5日

「オブザーバー」紙(電子版)は5日付の記事で、マティス米国防長官が日本と韓国を訪問し、アジア諸国の緊張を緩和しようと努めたが、トランプ米大統領によりその努力が損なわれていると報じた。同記事は、トランプ氏が両国に対し核武装すべきなどと要求していた点に触れ、マティス氏の日韓訪問の主目的は、米国が強固な同盟国であることを再保証するためだったと指摘。しかしその直後、トランプ氏はオーストラリア首相と口論するなど騒動を起こしたと述べた。

Smile and nod
ほほえみ、うなずく

安倍首相とトランプ大統領

「ガーディアン」紙(電子版)は10日、米ホワイトハウスで行われた安倍首相とトランプ米大統領の共同記者会見の席上で、トランプ大統領が同時通訳のイヤホンを付けていなかったにもかかわらず、安倍首相のスピーチにうなずき、熱心に聴いているかのように見えたと動画付きで報じた。同記事はまた、両氏の握手が不自然なほど長く、最後には安倍首相が目を白黒させていたとネット上で話題になったことにも触れた。

 

 

 

 

 

貧困問題に取り組む 「こども食堂」

Japan’s rising child poverty
日本で増える子供の貧困

「ガーディアン」紙(電子版)1月17日

「ガーディアン」紙(電子版)は1月17日、日本で子供の貧困が広がっており、その対策として子供たちに無料または低額で食事を提供する「こども食堂」が急増していると伝える記事を掲載した。

同記事は、埼玉県川口市にあるこども食堂を例に挙げ、利用者の中にはこの食堂での食事がその日唯一のまともな食事となっている子供もいると説明。また、日本では17歳以下の子供の6人に1人が相対的貧困(所得が中央値の半分に満たない)に該当しており、過去4年間で300軒以上のこども食堂がオープンしているなどと、子供の貧困が拡大している現状を伝えている。

川口市のこども食堂の利用者は、日本人社会では貧困に対し負の烙印が押されているため、多くの人々が自分自身を貧困者であるとは言わないと発言。同紙は社会的弱者と見られることを恐れる日本では、貧困が世間の目から隠されていることが多いという見解を述べている。

The real star of Martin Scorsese’s Silence
スコセッシ監督作「沈黙」の本当のスター

「インディペンデント」紙 1月13日

「インディペンデント」紙は1月13日、マーティン・スコセッシ監督の「沈黙-サイレンス-」で隠れキリシタンのモキチを演じる俳優 / 監督の塚本晋也氏にインタビューし、この映画の「本当のスター」として称賛した。

同記事は、「(モキチの)強さが映画の大部分で司祭ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)を支えている」と述べ、ガーフィールドやアダム・ドライバーも非常に良かったが、目が釘付けになったのは塚本氏の演技だったと評価した。

Japan to end tourists’ toilet trouble
観光客のトイレの困惑を終わらせる

「ガーディアン」紙(電子版)1月18日

「ガーディアン」紙(電子版)は1月18日、2020年東京五輪・パラリンピックの開催を踏まえ、日本のトイレ・メーカーがトイレの操作パネルのピクトグラム(絵記号)を標準化する方針で一致したことを報じた。

日本レストルーム工業会が、2017年4月以降に販売する製品を対象に、ピクトグラムの統一に合意した。

同記事は、トイレによって記号が異なり混乱するという訪日外国人からの苦情に対応した形だと説明している。

Tokyo Olympic golf course urged to let women be full members
東京五輪ゴルフ会場、女性の正会員を認めるよう求められる

 「ガーディアン」紙(電子版)1月19日

「ガーディアン」紙(電子版)は1月19日、2020年東京五輪のゴルフ会場である埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部が、女性も正会員になれるよう規則を変更すべきとの重圧に直面していると報じた。同記事によると、同クラブでは女性会員は正会員にはなれず、日曜日の利用もできない。小池東京都知事は全プレーヤーに同等の権利を与えるよう要求、国際オリンピック委員会(IOC)も国際ゴルフ連盟(IGF)を通じ規定を見直すよう働き掛けているとされるとした。

 

Japan nationalist nursery
日本の国粋主義者の幼稚園

「タイムズ」紙(電子版)1月24日

「タイムズ」紙(電子版)は1月24日、幼児に愛国心を教える日本の幼稚園を紹介する記事を掲載した。

同記事は、大阪府の塚本幼稚園幼児教育学園では幼児たちが歴代天皇の写真にお辞儀し、戦後廃止された明治天皇の「教育勅語」を復唱すると伝えた。また、リベラルな日本人にとって同園は子供たちを洗脳し、国粋主義者の意識を高める邪悪な組織だが、こうした教育への需要は徐々に増えているとし、4月には小学校も新設されると報じた。

Why Japan loves Ivanka Trump
なぜ日本はイバンカ・トランプを好きなのか

イバンカ

「インディペンデント」紙は1月26日、日本人はドナルド・トランプ氏の米大統領就任を警戒心をもって見守っているが、一方で同氏の娘であるイバンカさんに対してはそのような複雑な感情を抱くことはなく、完璧な女性として広く尊敬を集めていると報じた。その理由として、一部の女性たちはイバンカさんを、母親としての役割とキャリアを両立している向上心あふれた人物とみているとしている。

 

 

 
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