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Fri, 18 October 2019

本当に使える会計

経営において会計は身を守る防具だけでなく、勝ち抜くための武器にもなります。英国日系企業の経営者が知っておきたい会計トピックを、会計のプロが分かりやすく解説。

第2回 不況期の対応の秘訣

景気低迷期には、借金が難しくなり、債権取り立ての問題や値下げ圧力、コスト削減の必要性に直面します。今回は、不況期における企業の対処法を「債権の管理」と「費用と財務の見直し」に分けて留意点を挙げてみましょう。

債権の管理

  • 契約条件を見直し、従業員全員が売掛条件を認識しておく。
  • 新規顧客の信用調査を実施する。
  • 発行した請求書の支払期日が来たら顧客に催促する。
  • 期日が過ぎた債権は直ちに取り立てて、定期的に催促する。
  • 支払いが滞っている顧客には供給停止を検討する。
  • 長期の支払いで合意している場合は、先日付の小切手を要求する。
  • 債権回収業者や弁護士から手紙を出してもらう。ほとんどの場合、わずかな費用で済みます。
  • 未払いが続く場合、750ポンドを超える債権については法的な書面で要求できます。
  • 5000ポンドまでの債権については「少額請求訴訟(Small Claims Track)」を利用できます。

費用と財務の見直し

  • 利益とキャッシュ・フローについて詳細な見通しを作成する。
    見通しは売上減や顧客喪失に応じて柔軟に変更します。必要な資金は、切羽詰まる前に調達しておく方が楽です。
  • 見通しをモニターする。
  • マーケティング予算を検討する。景気低迷期にはマーケティング費を増やすべきだという意見もあります。
  • オーダー・ブック(注文元帳)を調べ顧客に営業をかける。
    新規顧客の開拓より既存客から注文を取るほうが容易です。
  • 費用や設備投資の必要性について検討する。他の業者の価格も調べ、電子コミュニケーション手段の利用を増やし、交通手段を見直すことなども必要です。
  • ビジネス・レートや不動産リースの再交渉を専門業者に依頼し、業者には報酬として節減できた分の一定割合を払うようにする。
  • 可能なら早期決済による値引きを活用する。
  • 従業員数の規模を検討し、適切な人材採用に気を付ける。
  • 株式保有の方針を見直す。株式の一部を放出して現金化できるか検討します。
  • 銀行との取引条件や受けている支援を見直す。
  • 会計士や弁護士など専門アドバイザーの支援と料金を見直す。他に依頼することも検討します。
  • インボイス・ディスカウンティング(発行インボイスを基にした貸付)による資金調達を検討する。
  • 政府の補助金やイニシアチブなどの支援を調べる。中小企業向け融資保証制度(EFG: Enterprise Finance Guarantee)や政府のファンドを通じた出資制度(CEF: Capital for Enterprise Scheme)などがあります。
  • ビジネス・エンジェルやベンチャー・キャピタル・トラスト、プライベート・エクイティの投資家などを探す。
  • 他にも個人的な貸し手と企業を結び付ける新しいタイプのコミュニティー型貸付も利用できるかもしれません。www.zopa.comwww.firstfunding.org を参照してください。

また個人としては、ジム通いを辞めて、職場まで徒歩通勤することで、この不況を乗り切りましょう!!

取取り上げて欲しいトピックのご希望や、より専門的な幣所発行の四半期ニュースレターの購読ご希望は、 このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください へお寄せください。次回は2010年1月14日発行のニュースダイジェストにてお楽しみに。

モリシャ・クリスティモリシャ・クリスティ
パートナー
専門は監査・会計だが、税務や労務まで精通。顧客の声を多角的に判断することから、クライアントの満足度が非常に高い。趣味は旅行と料理。オフィスに手作りのマフィンを差し入れることも。


 

パートナー陣

  • 会計パートナー陣スティーブン
  • 会計パートナー陣ポール
  • 会計パートナー陣ニック
  • 会計パートナー陣ジョン
  • 会計パートナー陣イアン
  • 会計パートナー陣シャロン
  • 会計パートナー陣祐介

当記事はあくまでも一般的な情報を提供する目的で作成されており、専門的なアドバイスを目的としたものではない為、これを受けての対応は独自の責任の下で行ってください。
正式なアドバイスは、全体的且つ詳細状況を把握した上にのみに提供される必要があります。また、ここに記載の情報は、執筆当時において最も正確なものとして提供を行っています。
更なる情報やアドバイスをお求めの場合、別途下記までご連絡ください。

グリーンバック・アラン LLP
「日系に強い会計事務所」として長年にわたり多くの日系クライアントに、会計、監査、税務、各種アドバイスから経理業務まで幅広いサービスを提供。迅速かつ的確な対応をお約束いたします。日系部署が、窓口から実務まで日本語にてサポート。

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